第2戦:チェッカー目前、渾身のオーバーテイクで5位入賞!Rd.2 「FUJI GT 500KM RACE」
 

2014 SUPER GT 第2戦 「FUJI GT 500KM RACE」富士スピードウェイ

決勝:5月4日(日)コースコンディション:Dry

 

開幕戦岡山を制しポイントリーダーで迎えた第2戦は、GW中延べ89,400人観客でにぎわう富士スピードウェイで行われた。
レクサス勢のホームグラウンドで行われた今回のレースはGT RとRC Fによるスピード最速決定戦となる。


天候が悪く気温の低かった開幕戦と違い気温が20度まで上がり、通常より長い500km3時間の長丁場のレースである今回は2回のピットインが義務付けられ、各ドライバーの走行距離、ピットインのタイミングなど普段とは違う要素を多く含み多くの波乱を生んだ。
 

前戦の結果から参戦チーム中最も重い40kgのウェイトを積む37号車KeePer TOM‘S RC Fは決勝へ向けたテストを重ね、予選でもQ1をエースドライバーの伊藤大輔が担当し6位で通過。
アンドレア・カルダレッリがQ2で懸命のタイムアタックを見せるもQ2に進んだ他のマシンもQ1よりタイムを伸ばし8番手からのスタートとなる。
PPは2番手にコンマ5秒の差をつけた12号車が奪った。2、3番手にもGT R勢が入りレクサス勢としては悔しい予選結果となった。


また、チームメイトの36号車は中嶋一貴が同日行われるWEC参戦の為、今回のレースでは平川亮がスーパーGTデビューをかざった。インタープロトシリーズ等でKeePerのサポートを受ける平川だが予選Q1で速さを見せるも決勝ではアクシデントにも見舞われ、速さと悔しさを見せたデビュー戦となった。

 

レース前半:序盤から波乱を予感させる2度のセーフティカーラン

 

決勝日も少し日に焼ける程の好天に恵まれ、GT R勢を先頭にスタートを切ったGT500クラスはトップの12号車が序盤から逃げる展開。
 

そんな中KeePer TOM‘S RC Fのスタートドライバー伊藤大輔は8番手をキープしたまま綺麗なスタートをきるが、5周目にGT300クラスのマシンが激しくガードレールにクラッシュし、10周目まで早くも1回目のセーフティカー(SC)が導入される。
レースリスタート直後のコカ・コーラコーナー手前で伊藤は一つ前を走る39号車を見事にとらえ7番手に上がる。
 

ストレートに戻ってきたKeePer TOM‘Sは6番手とコンマ9秒差で長いレースを見据えながら順調にペースを作っていく。しかし、19周目に2番手を走る46号車のフロント部分から突如火の手が!!
ドライバーは無事脱出したものの、ここで2度目のSCが導入される。

 

レースは22周目にリスタートされ37号車は6番手で仕切り直し引き続き前を伺う。その後、36周目に差し掛かるころにトップ争いをするマシンを先頭にいくつかのチームがピットへ入ってくる。
しかしその周の1コーナーで6号車にかわされ1つポジションを落とした伊藤は41周目にピットイン。ドライバーをアンドレア・カルダレッリに変えてセカンドスティントを戦う。

 

 

レース後半:チェッカー目前に意地のオーバーテイク!


カルダレッリにドライバーをスイッチした37号車はピットインの攻防後8番手につけて中盤のレースをペースを保ちながら走り、59周目には1台をオーバーテイクし7番手に浮上。

やがて63周目にはトップを快走していた23号車がトラブルで離脱、70周目に300クラスの集団に追いついた混乱の隙をついて39号車を鮮やかにかわした37号車は一気に5番手へ!
直前を走る2台とはタイム差も少なくここから表彰台争いを繰り広げる。

その後、各車様々なタイミングでピットに向かい37号車は79周目に2回目のピットイン、ドライバーは再び伊藤に戻りチェッカーを目指す。ピットインで1つ順位を落とし6番手となるも伊藤は落ち着いた走りを保ち粘りの走行を続ける。

トップを走るマシンに異変が起きる等いくつかのトラブルが起きる中、残り10周前を走る39号車とは7秒差。選手権を狙う37号車は1つでも順位を上げるべく最後のスパートをかける。そして、残り6周には3秒差、その2周後にはコンマ6秒差で射程圏内へ!
残り2周と時間が限られる中、前を走る39号車を後半セクションで軽い接触を見せる激しいバトルを制しチャンスを生かした伊藤が見事に5番手を奪取した。
37号車はそのままのポジションでチェッカーを受け、長い500kmのレースを5位入賞という結果で終えた。

 

アンドレア・カルダレッリ
「良いレースとなりました。当初から難しいレースになるだろうと思っていましたし、その通りでしたが、僕のスティントは上手くマネージメントできて楽しめました。タイヤも厳しかったですが、何とか対処することができました。でもピットストップでタイムロスがあり、ポジションを落としてしまいました。ダイスケが頑張ってリカバリーしてくれ5位フィニッシュとなりましたが、表彰台は見えていただけに、ちょっと残念な結果ですね・・・」

伊藤大輔
「ハンデウェイトの影響もあり厳しい展開の週末でした。 でも、その中で長いレースを確実に上位でポイントゲットできたことは 大きな意味があります。 次戦以降も常に速さを見せ、見応えのあるレースをしていきたいと思います。」

GT500 RESULT:決勝レース結果

Pos. No. Machine Driver Time&Diff. Laps
1 12 カルソニックIMPUL GT-R 安田 裕信/J.P.デ・オリベイラ 3:07'18.438 110
2 1 ZENT CERUMO RC F 立川 祐路/平手 晃平 24.568 110
3 6 ENEOS SUSTINA RC F 大嶋 和也/国本 雄資 41.365 110
4 24 D'station ADVAN GT-R M・クルム/佐々木 大樹 57.798 110
5 37 KeePer TOM'S RC F 伊藤大輔/A・カルダレッリ 1'00.328 110
6 39 DENSO KOBELCO SARD RC F 石浦 宏明/O・ジャービス 1'06.836 110
7 19 WedsSport ADVAN RC F 脇阪 寿一/関口 雄飛 1Lap 109
8 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/R・クインタレッリ 1Lap 109
9 36 PETRONAS TOM'S RC F J・ロシター/平川 亮 1Lap 109
10 18 ウイダー モデューロ NSX 山本 尚貴/J・カール・ベルネ 15Lap 95

 
TOPへ戻る