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                          第5戦:嵐が到来し混乱するレースでシリーズ首位を死守する走り 「FUJI GT 300KM RACE」
                           

                          2014 SUPER GT 第5戦 「FUJI GT 300KM RACE」富士スピードウェイ

                          決勝:8月10日(日)コースコンディション:Wet
                           

                          2014 SUPER GT後半戦は第5戦が今季2度目となる富士スピードウェイにて300kmへ形を変え行われた。
                          前半戦を首位で折り返した37号車のKeePer TOM'Sはシリーズチャンピオンへ向け大事な1戦へ臨む。8月の開催で家族連れをはじめ多くの観客が詰めかけたが、前線SUGOの波乱を引き継ぐかのように夏の嵐に翻弄されたレースとなった。

                          土曜日の予選は関西地方を中心に台風が猛威を振るう中、富士スピードウェイではかろうじて天候が回復し無事予選が行われた。
                          しかし、燃料リストリクター制限に加えリミットいっぱいの累計98kgのウェイトハンデを積む37号車は1つでも良い順位からスタートを望みQ1へ伊藤大輔を送り込むが、二つのハンデが響き14番グリッドから決勝をスタートする。

                          ポールポジションはLEXUSの39号車が獲得し、ストレートの長い富士ではリストリクターハンデが響き上位勢が軒並みQ1で敗退をする結果となり、KeePer TOM'Sはランキング逆転の可能性があるトップ5勢よりも前のリザルトを残すべく決勝へ向かった。
                           

                          レース前半:序盤から予想不可能なレース、10周で赤旗中断へ


                          日曜日の決勝は朝から強い雨が降り続く中、スタート時にはわずかに弱まりSC先導のままスタート、2周目からグリーンシグナルとなり、37号車は前半をアンドレア・カルダレッリがドライブし最後尾から序盤の内に前に出ようと積極的に仕掛けていく。
                           

                          GT500クラスは比較的静かな立ち上がりとなるが、黒い雲が近づいており、コース上が安全なうちに各チーム出来るだけ追い抜きをかけて行きたい。
                          そんな思惑が伝わるのか全車ほとんど間隔をあけずに隙があればすぐに追い抜きをかけられる状態にマシンを置く。

                          コース状況が目まぐるしく変わる状況で37号車はLEXUS勢同士のバトルをうまく潜り抜け12番手にポジションをアップ!
                          しかし直後急激に雨が強くなりSC導入、7周程SC先導のまま様子見が続いたが、赤旗中断となり雨がやみ仕切り直すのを待つ。

                          スタート時刻より1時間ほどたち時刻は16時になり15分後にレース再開のアナウンス。
                          SC先導で20周目にグリーンシグナル、レースが再開される。再度雨が降り出すか、路面が乾くか状況が予測不能な為、追い抜きを仕掛けるマシンと様子を見るマシンでコース上は混乱する中、37号車は落ち着いて順位をキープし24周目には10番手、その後激しく順位を入れ替える中8番手、さらに36周目には暫定5番手まで浮上し、40周を走り切ったところでピットインをする。

                          レース後半:ランキング首位を死守する激走、予想外の結末に

                           

                          ピットイン作業を行う37号車は時間短縮とピットアウト後のタイヤ発熱を意識してタイヤ無交換作戦に出るが、ドライバー交代で少しミスがあり8番手でコース復帰し、順位が落ち着いたところで10番手を走行する。

                          早めにピットインをしたマシンが上位に浮上し、ランキング2位に付ける12号車が順位を下げてくる。37号車はシリーズ争いをするマシンに狙いを定め、コース上の状態を慎重に見極めつつ、交換を行っていないタイヤと相談しながらレースを続けていく。

                          しかし路面がだんだんと乾きつつあり、幾つかのマシンがドライ用タイヤで勝負に出る中37号車も難しい判断とタイヤマネージメントを強いられる。

                          さらに残り9周となった所で各チームウェットタイヤで行くかドライタイヤへ交換するかの決断を強いられたかと思った次の瞬間、突如強風と併せて強い雨がコース全体にわたって降り出し、またもSCが入る事になる!

                          残り3周程度でレース再開なるかと思われたが、周回数はそのまま続いていき、安全面を考慮してSC先導のままレースは終了となった。
                          混乱の中、レース結果は9位となり、ランキング2位の12号車が8番手と差は縮まったものの僅か1ポイント縮まったのみと最小限に食い止めシリーズ首位を死守したまま大一番の鈴鹿1000kmレースへ挑んでいく。

                          GT500 RESULT:決勝レース結果

                          Pos. No. Machine Driver Time&Diff. Laps
                          1 18 ウイダー モデューロ NSX 山本 尚貴/F・マコヴィッキ 2:56'20.543 66
                          2 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/R・クインタレッリ 2.129 66
                          3 32 Epson NSX CONCEPT-GT 中嶋 大祐/B・バゲット 3.570 66
                          4 17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越 広大/金石 年弘 5.106 66
                          5 36 PETRONAS TOM'S RC F J・ロシター/平川 亮 5.775 66
                          6 46 S Road MOLA GT-R 本山 哲/柳田 真孝 6.804 66
                          7 100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮 卓史/武藤 英紀 8.081 66
                          8 12 カルソニックIMPUL GT-R 安田 裕信/J.P.デ・オリベイラ 11.510 66
                          9 37 KeePer TOM'S RC F 伊藤大輔/A・カルダレッリ 13.663 66
                          10 8 ARTA NSX CONCEPT-GT V.リウッツィ/松浦 孝亮 16.878 66

                           
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