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                        第6戦:伝統の1戦、不利な条件ながらシリーズ2位をキープ 「INTERNATIONAL SUZUKA 1000KM」
                         

                        2014 SUPER GT 第6戦 「INTERNATIONAL SUZUKA 1000KM」鈴鹿サーキット

                        決勝:8月31日(日)コースコンディション:Dry
                         

                        真夏の3連戦、最終戦はついに伝統の鈴鹿1000kmレースを迎えたスーパーGT。
                        シリーズ制覇へ向けて勝負権を握るべく各チーム戦略を練る中、ポイントリーダーで迎えた37号車KeePer TOM'Sはルール上最重量100kgのウェイトハンデ(燃料リストリクター制限+50kg)を課せられ非常に難しい状況での週末を迎えた。
                         

                        土曜日の予選ではやはりウェイトハンデが響き14番グリッド。
                        特にリストリクター制限を受けたRC F勢が後方に固まる結果となる中、チームメイトの36号車がポールポジションを獲得する予想外の結果に。
                        決勝は最前列と最後方のポジションから初優勝とシリーズランキング首位獲得へ向け、1000kmという長い道のりを走り抜ける。
                         

                         

                        レース前半:ハイペースで進むレース、サバイバル戦へ向け力走


                        今回のレースでは交通安全運動の一環として、三重県警の先導による1周のパレードランが行われ、2周目に通常のフォーメーションラップからスタートが切られた。
                        スタートは5時間を超えるレースを見据えて大きな混乱もなく、PPの36号車が綺麗なスタートを決めて半周で早くも後続との間隔を広げる。
                        しかし、100号車のコースアウトをキッカケに前半戦の主導権を握ろうと特に中盤以降のチームが激しい順位争いを繰り広げる。
                        37号車KeePer TOM'Sもクリーンなスタートを決め、ハイペースで走る各チームの背後からチェッカーまでの道筋を見つけていく。
                         

                        10周前後から300クラスのマシン渋滞に追いつき、テクニカルな鈴鹿で500クラスのマシンは非常に難しい走行を強いられる。
                        今回はチャンピオン争いに残れるかという重要なレースの為、300クラスのマシンも簡単には譲ってくれず、いつもよりギリギリの戦いが続く。そんな中11周目には500クラスのトップ36号車と300クラスのトップ55号車が130Rであわや接触!となる危険なシーンがあり17号車がその隙をついてトップを奪った。
                         

                        早くもパンクに見舞われるマシン、突然のスローダウンにピットに向かうマシンとトラブルが出始め、先が全く読めなくなる中、37号車は着実に走り11番手、まずはトップ10を狙う。

                        レース中盤:RC F同士の戦い、決定的な抜き所がみつけられない


                        早めにピットに入るマシンが出始め8番手まで上がってくる。
                        6番手まであがり33周目に今日1回目のピットイン、前後のマシンがピットインのため難しい角度での作業となるが、無事ピットアウトしていく。

                        47周目、1号車に追いつき、その前を走る直接のライバル12,6号車を追いかけたいが、両者重いマシンのため抜きどころを慎重に確かめながらの走行。

                        70周、20周以上にわたり1号車とのドッグレースを繰り広げていたが、ピットインを行い、再度ドライバーを変えての戦いとなる。


                        87周目にトップ36号車がピットインをした直後、入れ替わった17号車が130Rを飛出しリアを激しく破損!
                        静かなレースになっていたところで少しずつ波乱の予感を漂わせ始める。

                        残り60周、2/3を過ぎて他のマシントラブルもあり7番手までポジションをアップ。

                        例年このあたりからサバイバルレースが始まるが、混乱を切り抜けて上位入賞をめざし最後の最後まで我慢をしながら、一つずつ順位を上げる走りが求められる。

                        レース後半:ペナルティでポジションダウンも着実にポイント獲得


                        130周目、2位を走る23号車がこのままの順位でチェッカーを受けると、シリーズで逆転を許す事になる為、ポイント差を縮めたいところ、8号車がスローダウン。
                        6位入賞圏内に上げてさらにポイントを積み重ねるべく走行する。

                        136周目にこの日最後のピットストップを行い、伊藤大輔のドライブでチェッカーを目指して最終スティントへ向かう。
                        しかし、6位のポジションを死守したい37号車だったがダンロップコーナーで300クラスのマシンに接触してしまう不運。

                        これがペナルティの判定となり、無念のドライブスルーペナルティ消化のためピットへ。
                        コースへ復帰した伊藤はその後も力走を見せ7位でフィニッシュ、最後尾スタートながらポイントをしっかり獲得しシリーズ1位の座を23号車に譲るもポイント差はわずかに4pt。

                        次戦はウェイトハンデを各チーム半分に減らし初開催のタイ、ブリーラムサーキットへ舞台を移す。


                         

                         

                        GT500 RESULT:決勝レース結果

                        Pos. No. Machine Driver Time&Diff. Laps
                        1 36 PETRONAS TOM'S RC F J・ロシター/中嶋一貴 5:37'27.911 173
                        2 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/R・クインタレッリ 50.549 173
                        3 18 ウイダー モデューロ NSX 山本 尚貴/F・マコヴィッキ 1Lap 172
                        4 8 ARTA NSX CONCEPT-GT V.リウッツィ/松浦 孝亮 1Lap 172
                        5 6 ENEOS SUSTINA RC F 大嶋 和也/国本 雄資 2Laps 171
                        6 100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 小暮 卓史/武藤 英紀 2Laps 171
                        7 37 KeePer TOM'S RC F 伊藤大輔/A・カルダレッリ 2Laps 171
                        8 1 ZENT CERUMO RC F 立川 祐路/平手 晃平 3Laps 170
                        9 24 D'station ADVAN GT-R M・クルム/佐々木 大樹 5Laps 168
                        10 12 カルソニックIMPUL GT-R 安田 裕信/J.P.デ・オリベイラ 8Laps 165

                         
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