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                        シリーズランキング5位、2度の優勝を飾るもポイントを累積できず SUPER GT 2015 総集編

                         

                        今年もスーパーGT2015に参戦した「KeePer TOM'S RC F」。
                        参戦4年目のアンドレア・カルダレッリと、初のレギュラードライバーを務める平川亮のコンビで悲願のシリーズ優勝を狙う。

                        第1戦 岡山大会 4月4~5日 岡山国際サーキット
                        開幕戦で勝利を飾り、シリーズ優勝に向けて好発進

                        観客数26,300名(4日9,300名、5日17,000名)
                         

                        開幕戦の舞台は岡山国際サーキット。今後の行方を占う上でも非常に重要な一戦だ。そんな重圧のかかる開幕戦で大仕事をやってのけたのが、シリーズ初参戦の平川。予選でコースレコード(1分19秒008)を記録し、ポールポジションを獲得。新人らしからぬ度胸と大舞台での勝負強さを発揮し、チームを勢いづけるこれ以上ない最高のスタートとなった。

                         

                         

                        続く決勝レースでも「KeePer TOM'S RC F」は躍進する。予選で大活躍を見せた平川に負けじと、今度はエースドライバー・カルダレッリが意地を見せる。序盤から2位との差を大きく広げるなど終始レースを牽引。良い流れで平川へとハンドルをつないだ。そして後半。ここでも平川が見せ場を作る。スリッピーな路面に苦戦するも、最終的には2位と42秒差をつけてチェッカーを受けた。若干21歳にして岡山国際サーキットスーパーGTコースレコードを樹立してのポールポジション獲得、スーパーGTドライバーデビューでの優勝と鮮烈デビューを果たした平川。2年連続で開幕戦を優勝で飾ったチームにこの日、新たなヒーローが誕生した。

                        第2戦 富士大会 5月2~3日 富士スピードウェイ
                        重量ハンディに苦戦するもランキングトップを死守

                        観客数91,500名(2日33,500名、3日58,000名)
                         

                        開幕戦を見事優勝で飾った「KeePer TOM'S RC F」。
                        続く第2戦ではGT500クラス最重量となる40kgのウェイトハンディが大きく影響し、まさかの予選14位という結果に。それでも決勝レースでは粘りの走行を見せ、最終的には6位フィニッシュ。大勝負に出ず、確実にポイントを狙う作戦によって、開幕戦に続きランキングトップを維持した。

                        第3戦 タイ大会 6月20~21日 
                        チャン・インターナショナルサーキット
                        初開催のサーキットで着実にポイントを積み重ねる

                        観客数54,793名(20日16,412名、21日38,381名)
                         

                        第3戦はシリーズ唯一の海外開催タイ、チャン・インターナショナルサーキット。新たに気持ちを入れ替えて臨むには絶好の一戦だ。
                        しかし蓋を開ければ重量ハンディに加え、サーキットは気温36℃、路面温度62℃という過酷なコンディション。上位進出には、ドライバーの体力やタイヤの摩耗、ピットインのタイミングなどチームワークが重要な鍵となる。

                         

                        予選ではあえてタイムアタックを遅らせてタイヤ摩耗を軽減。6位で決勝進出を果たした。続く決勝では重量ハンディを背負いながらも最後まで6位をキープ。着実にポイントを積み重ねた。

                        第4戦 富士大会 8月8~9日 富士スピードウェイ
                        後半戦を前に首位陥落、巻き返しを誓う。

                        観客数56,800名(8日20,400名、9日36,400名)
                         

                        開幕から3戦を終え、ランキング首位に立った「KeePer TOM'S RC F」。
                        しかし徐々に増す重量ハンディの影響か、第4戦では予選・決勝ともに12位と振るわず、シリーズランキングも首位から陥落。
                        それでもトップとはわずか8ポイント差。後半戦での巻き返しを誓った。

                         

                        第5戦 三重大会 8月29~30日 鈴鹿サーキット
                        伝統の1000kmレースでポイントをもぎ取り優勝争いにとどまる

                        観客数62,000名(29日26,000名、30日36,000名)
                         

                        後半戦初戦となる鈴鹿大会は、計1000kmにも及ぶシリーズきっての長丁場レース。予選Q1を平川、予選Q2をカルダレッリがアタックし、予選を6位で通過。ポイント獲得に向けて、好ポジションから決勝に臨むことになった。しかし、小雨が降る中で迎えた決勝では思わぬ事態が起こる。31周目にデグナーカーブで雨水に乗ってしまいコースオフ。トップから周回遅れとなる。それでも最後まで、執念の走行を見せ、8位まで順位を上げてフィニッシュ。ランキングは5位に下がったものの、4ポイントを獲得して優勝戦線に踏みとどまった。

                        第6戦 宮城大会 9月19~20日 スポーツランドSUGO
                        悔しいドライブスルーペナルティで9位フィニッシュ。

                        観客数36,500名(19日8,000名、20日28,500名)
                         

                        気温25℃、路面温度33℃という残暑の中で行われた第6戦は、宮城県のスポーツランドSUGOで開催。予選を4位で通過し、開幕戦以来の表彰台も狙える好ポジションを獲得。勝負所を探りながら好順位をキープするなど順調なレース展開を見せていたが、65周目に痛恨のドライブスルーペナルティが課せられ、一時は3位だった順位を8位まで落とす結果に。その後もタイムは伸びず、まさかの9位フィニッシュ。シリーズランキングも7位に後退。それでも何とか2ポイントを加算。残り2戦に優勝への一縷の望みが託された。

                         

                         

                        第7戦 大分大会 10月31~11月1日 オートポリス
                        ポイントを加算できず、チャンピオン争いから脱落

                        観客数34,020名(31日11,340名、1日22,680名)
                         

                        何としても表彰台を獲得する―。優勝への絶対条件を掲げて臨んだ、決意の第7戦。会場となるオートポリスのサーキットコンディションは気温12℃、路面温度25℃。各チームとも時間をかけてタイヤを温めながらコース状況を確認する慎重なスタートで予選Q1が幕を開けた。上位進出に向け、何としても好ポジションをキープしたい中、カルダレッリ選手がハンドルを握る。しかし想像以上にタイムが伸びず、予選Q2進出の条件である上位8位を逃す結果に。15位と後方スタートで臨んだ決勝レースでは荒天の中、懸命に順位を上げるも12位止まり。健闘もむなしく、事実上、今シリーズのチャンピオンの芽が絶たれた。

                         

                        第8戦(最終戦) もてぎ大会 11月14~15日  
                        ツインリンクもてぎ
                        来年へ向け、意地の最終戦勝利

                        観客数50,000名(14日17,000名、15日33,000名)
                         

                        シリーズ優勝は逃したものの、最後まで意地を見せてほしい。そんなファンの願いに応えるため、栃木・ツインリンクもてぎでのシリーズ最終戦に臨んだ。集大成となる一戦で見事な走りを見せた。荒天でスタートした予選Q1は5位に終わるも、続く予選Q2でポールポジションを獲得。開幕戦以来の表彰台に、ファンの期待も膨らむ。
                        そして迎えた決勝。最後まで一進一退の攻防が続く展開の中、見事1位で53周を走りきる。シリーズランキングは5位で幕を閉じたが、来年に繋がる走りを最後に見せてくれた。

                         

                         

                        《2015年度の総括》

                        昨年のシリーズ2位という結果を受け、”今年こそは”と誰もが優勝争いを期待した「スーパーGT2015シリーズ」。その期待に応え、開幕戦優勝という最高のスタートを切った「KeePer TOM'S RC F」。
                        しかし、この勝利が重量ハンディとして最後まで響き、最後は5位で閉幕。それでも最終戦を再び優勝で飾るなど、最後に意地を見せてくれた。ファンの願いはただひとつ、「この悔しさを糧に、来年こそチャンピオンを」。

                        LEXUS TEAM KeePer TOM’S

                        KeePer TOM'S RC F 2015年シリーズ結果


                         

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