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                        JAF GP:年に一度の冬の祭典。レースは悔しい結果に。 SP Rd.「JAF GP - FUJI SPRINT CUP 2013」
                         

                        2013 SUPER GT 特別戦 「JAF Grand Prix - FUJI SPRINT CUP 2013」

                        レース1:11月23日(土) レース2:11月24日(日)コースコンディション:Dry

                         

                        2013スーパーGTシーズンが終了し2014年への準備も始まる中、
                        富士スピードウェイでは国内モータースポーツの祭典 「JAF Grand Prix - FUJI SPRINT CUP 2013」が開催された。

                         

                        今回はスーパーGTのレースに加え、国内トップフォーミュラのSUPER FORMULAによるレースも行われた。
                        2人のドライバーが交代しながら走る通常のレースと違い、土曜日に第2ドライバーによるレース1、日曜日に第1ドライバーによるレース2と1人ずつに分かれ、それぞれが22周のスプリントレースを戦う。
                        スタート方式も普段のローリングスタートではなく、F1等で見られるグリッド上からスタンディングスタートとなりオープニングラップから様々なドラマが生まれる。

                         

                        この週末は両日ともに気温が下がり併催されたサポートレースもタイヤの温まりに苦労し、ストレート上でマシンを左右に振ってウォームアップを行うほど。
                        各チームはこの気温に翻弄され、マシンセッティングに苦戦することになる。

                         

                        レース1:カルダレッリが力走するも無念のリタイア
                         

                        12番手からシーズン唯一のスタンディングスタートに臨むカルダレッリは、スタートでよい反応を見せ前のマシンにイン側から並びかける。
                        しかし1コーナーでは、その前を防がれ順位は変わらず12番手のまま。

                        それでもオープニングラップで1台をかわし11位にポジションアップをする。3周後にはさらに1台を抜き10位に。
                        7位を走るマシン以下が数珠つなぎに走る中、カルダレッリがハンドルを握るKeePer TOM'Sのマシンは毎周ベストタイムを刻み懸命に前を伺う。

                        力走を見せるが10周目、後半セクションに差し掛かる時に突如燃圧が下がりエンジンがストップしてしまう。
                        再スタートを試みるがエンジンが掛かり動き出すとすぐに同じ症状でストップするため、ここでマシンストップにより悔しいリタイアを喫することになった。
                        後にピットでは症状の再現が得られず、確信的な原因をつかむことが出来ないままマシンセッティングの調整のみを行い翌日のレース2を迎える。

                         

                         

                        レース2:不安を残しながら伊藤が懸命に走行を重ねる


                        迎えた日曜日、この日もレース前の走行は直前に8分間のウォームアップが用意されているのみでトラブルの原因追及が出来ないまま予選8位のポジションからレースに臨む。


                        タイヤ・セッティングを変更してレースに備えたKeePer TOM'Sだが、スタートでわずかに出遅れオープニングラップを11位で戻ってくる。
                        マシンの状況、各車のペースを探りながらもスプリントレースの為1台でも多く追い抜こうと序盤から懸命に走る。



                        5周目、前を走るマシンに追いつくも熱が入りづらいタイヤを装着するマシンのペースが上がらず徐々にその前との差が開いていく。
                        レースも残り8周と後半に差し掛かる頃、前を走る1号車とのバトルの影響で共に順位を落とし13位となる。
                        その2周後にはペースも戻り12位に順位を回復する。KeePer TOM'Sのマシンは残り少ない周回もさらに順位を上げるべく走行を重ね、11位となったところでチェッカーフラッグ。

                        苦戦の続く週末だったがチーム・ドライバーは最後まで走りぬき、1年戦ってきたKeePer TOM'Sは2013年の全日程を終了した。
                         


                         

                        伊藤 大輔(ドライバー)

                        伊藤 大輔(ドライバー)

                        担当したRACE2は大変だった。セットアップを変更したものの基本的なマシンの感触は変わっていなかった。
                        マシンをコース上に留めておくのが精一杯で、順位も落としてしまった。本当にタフな今年最後のレースとなってしまった。

                        アンドレア・カルダレッリ(ドライバー)

                        アンドレア・カルダレッリ(ドライバー)

                        スタートは良くマシンの状態は予選の時よりは良くなり、順位をいくつか上げることはできたが、9周目を走行しているときのBコーナーの出口で突然にエンジンがストップしてしまった。これで今年最後のレースが終わってしまった。チームはがんばってくれたけれど今回の富士には終始、苦労させられた。

                        小枝 正樹(エンジニア)

                        小枝 正樹(エンジニア)

                        RACE1では燃料ポンプのトラブルでエンジンがストップしてしまい、RACE2では大輔(伊藤)を苦しめる結果となった。いくつかのセットアップポイントを変更したのだがマシンは思っていたように良くならなかった。一年間を通じてマシンが良くなるポイントを見出せないまま今年を終えてしまった・・・。

                        関谷 正徳(チーム監督)

                        関谷 正徳(チーム監督)

                        37号車にとってJAF GPはとてもタフな週末となってしまった。RACE1では燃料ポンプに関して我々は為す術が無く、アンドレア(カルダレッリ)には申し訳ないことをしてしまった。大輔(伊藤)も苦しい展開の中で完走してくれたがあれが精一杯とだった。2014年は新たなマシン、新たなエンジンが導入されるので良いシーズンとしたい。

                         

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                        GT500 RESULT:レース1決勝結果

                        Pos. No. Machine Driver Time&Diff. Laps
                        1 17 KEIHIN HSV-010 塚越 広大 34'37.791 22
                        2 38 ZENT CERUMO SC430 立川 祐路 3.285 22
                        3 100 RAYBRIG HSV-010 小暮 卓史 4.439 22
                        4 18 ウイダー モデューロ HSV-010 山本 尚貴 6.223 22
                        5 36 PETRONAS TOM'S SC430 J・ロシター 9.947 22
                        6 19 WedsSport ADVAN SC430 A・クート 11.218 22
                        7 23 MOTUL AUTECH GT-R R・クインタレッリ 14.904 22
                        8 12 カルソニック IMPAL GT-R 松田 次生 15.007 22
                        9 39 DENSO KOBELCO SC430 脇坂 寿一 16.582 22
                        Ret 37 KeePer TOM'S SC430 A・カルダレッリ 14Laps 12


                        GT500 RESULT:レース2決勝結果

                        Pos. No. Machine Driver Time&Diff. Laps
                        1 6 ENEOS SUSTINA SC430 大嶋 和也 34'31.193 22
                        2 36 PETRONAS TOM'S SC430 中嶋 一貴 0.229 22
                        3 12 カルソニック IMPAL GT-R J.P.デ・オリベイラ 11.921 22
                        4 38 ZENT CERUMO SC430 平手 晃平 13.093 22
                        5 100 RAYBRIG HSV-010 伊沢 拓也 18.078 22
                        6 17 KEIHIN HSV-010 金石 年弘 19.611 22
                        7 39 DENSO KOBELCO SC430 石浦 宏明 20.137 22
                        8 18 ウイダー モデューロ HSV-010 F.マコヴィッキィ 30.479 22
                        9 19 WedsSport ADVAN SC430 荒 聖治 31.473 22
                        11 37 KeePer TOM'S SC430 伊藤 大輔 38.937 22

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