めまぐるしく変わる天候の中、3位表彰台を獲得! Rd.6 「FUJI GT 300km RACE」
 

2013 SUPER GT 第6戦Rd.6 「FUJI GT 300km RACE」富士スピードウェイ

決勝:9月8日(日)コースコンディション:Dry→Wet→Halfwet

 

天候が不安定な予報の為、様々なシミュレーションを行い臨んだ週末。
日曜日の決勝直前は、奇しくもオリンピック開催のニュースに沸いた日本を祝福するかのように晴れ渡っていたが・・・

 

9月7日、土曜日に行われた予選はQ1を伊藤大輔が担当、危なげなくQ2へ進む。
この日は結局、Q2も最後まで路面はドライのまま行われ、進出した8台すべてがトップと0.8秒以内にひしめく大接戦となったが、アタックを担当したアンドレア・カルダレッリが素晴らしい走りを見せて2番手、最前列を獲得。
この日はアイドルグループのももいろクローバーZがサーキットを訪れ、天候の不安があるも普段の予選日に負けない数のファンでサーキットを盛り上げた。

 

富士スピードウェイは予選、決勝日を通してキャンプをして過ごすことが出来る等、夜を通して楽しむことができ、
日曜日は朝の早い時間からKeePerシャツやキャップをかぶったファンも(中には手作りのお子様用レーシングスーツも)、大勢見受けられた。
 

 

レース前半:静かなスタートも、突然のアクシデントでSC導入。

最前列2番手からスタートするKeePer TOM'Sは、スタート合図であるグリーンフラッグを振られた後に3番手18号車が真後ろにつくが、レース前半を担当するカルダレッリが1コーナーでイン側を守り、2位をキープしたままオープニングラップを走り抜ける。

トップのマシンが最初に良いタイムで走り、逃げる作戦をとった為、トップとの差が開く。しかし、15周も過ぎるとトップのマシンのペースが落ち着き、KeePer TOM'Sは3番手を引き離しながら徐々にトップとの差を縮めていく。


20周目に入りいよいよ前を伺おうとしたその時、ホームストレートエンドで32号車のタイヤが突如バースト。
激しいクラッシュを喫し、鈴鹿に続いてこのラウンドもSC(セーフティカー)が出動することになった。
数周SC先導で走り、迎えた24周目には1台を除くほとんどのマシンがピットに飛び込んでくる。

 

 

レース後半:雨に翻弄され混乱の中レースは大詰めへ

前戦の鈴鹿と同様にストレート上にマシンが並べられた後にSCランが再開され、各車ピットへ入ってくるが、36号車と同時ピットとなるKeePer TOM'Sはピット作業位置へ入れるタイミングが僅かにあわずピットアウトした時には5番手まで順位を下げてしまう。

トップが見えていただけに、このレースでチームが1番悔しかった瞬間かもしれない。

ドライバーを交代した伊藤が果敢に攻め、4番手を奪いさらに前を狙っていこうとした所、ホームストレートに突然大粒の雨が降ってくる。


予想以上に多い突然の雨にレインタイヤに変えるか、そのままスリックタイヤで行くか各車様子を見ながらペースをやや落とし走行を続ける。そうしている間に、後ろのマシンにかわされ5番手に順位を戻されていたKeePer TOM'Sを含む2?5番手までの間隔が縮まり、ほぼ団子状態で走行する。
数周後、2番手を走るマシンにペナルティがあり順位を下げる。一瞬強く降った雨も小康状態になりレインタイヤへの交換にかけピットインを遅らせていたトップのマシンもピットへ入ってきたため、3番手表彰台圏内に順位を上げる。

トップ3台がそのまま優勝争いを繰り広げるが、不安定な雨模様と同様タイム差が縮まったり戻ったりをわずかな差で繰り返しながら3番手でチェッカーを受ける。優勝を狙ったKeePer TOM'Sは少し悔しさの残る表彰台となった。
しかし、これでシリーズはトップまで6ポイント差にKeePer TOM'Sを含む5台以上がひしめく大接戦となり、次戦は九州オートポリスでの戦いを迎える。
 

伊藤 大輔(ドライバー)

伊藤 大輔(ドライバー)

アンドレアの倍近くとなる43周のスティントは大変だった。今日はマシンの調子が変わってしまってアンダーステアが出てしまい、コースがハーフウエットになったらもっとアンダーが出たであろう状況だった。しかし、結果を出すことに集中しながら優勝したマシンや前を走るマシンと順位を入れ替えながら周回した。 自分がやれることをやり尽くした結果が表彰台フィニッシュだ。チームとスタッフのお陰でランキング6位まで上がり、ポイントリーダーとの差はわずか6ポイントだ。 この調子で今後も闘いたい。

アンドレア・カルダレッリ(ドライバー)

アンドレア・カルダレッリ(ドライバー)

スタートポジションを守りながら再スタートを切るまでの短い23周のスティントを走行した。トップのマシンと十分に闘えると思っていたのだが、混雑したピットレーンの中、コースに復帰するのに時間がかかりポジションを落とす不運が起こった。大輔の素晴らしい走りで一旦はトップに立ったが最後は3位でレースを終えた。スタート順位から一つポジションを下げたのは残念だが、ウェイトの割には我々のマシンは予選でも決勝でも速かった。レースの残りは少なくなったが、これからがチャンピオンへ向けてのチャレンジだ。

小枝 正樹(エンジニア)

小枝 正樹(エンジニア)

決勝前に少しセットを調整したのが良くなかったのか、ドライバーによれば決勝ではもっとリヤの安定感があるセットアップにして欲しいとのことだった。マシンがアンダーステアになってしまっていて、ハーフウエットでは大輔をひどいアンダーステアで苦しめてしまった。大輔とアンドレアががんばってくれて良いレースができました。残りはオートポリスともてぎの2戦だけ。セットアップを自分もドライバーも満足のいく形で臨みたい。

関谷 正徳(チーム監督)

関谷 正徳(チーム監督)

3位という素晴らしい結果を残すことができた。2位というチャンスもあったが周りのピットよりも時間がかかってしまった。レースに復帰するのに他のチームよりもや ることが多いのがその原因だったと思う。次回はうまい方法、手順で作業が行えるよう改善を図りたい。

 

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GT500 RESULT:決勝レース結果

Pos. No. Machine Driver Time&Diff. Laps
1 38 ZENT CERUMO SC430 立川 祐路/平手 晃平 1:53'20.347 66
2 17 KEIHIN HSV-010 塚越 広大/金石 年弘 2.862 66
3 37 KeePer TOM'S SC430 伊藤大輔/A・カルダレッリ 8.247 66
4 6 ENEOS SUSTINA SC430 大嶋 和也/国本 雄資 21.705 66
5 18 ウイダー モデューロ HSV-010 山本 尚貴F.マコヴィッキィ 29.431 66
6 12 カルソニックIMPUL GT-R 松田 次生/JP.デ・オリベイラ 37.231 66
7 1 REITO MOLA GT-R 本山 哲/関口 雄飛 44.094 66
8 8 ARTA HSV-010 R・ファーマン/松浦 孝亮 47.62 66
9 23 MOTUL AUTECH GT-R 柳田 真孝/R・クインタレッリ 49.414 66
10 24 D'station ADVAN GT-R 安田 裕信/M・クルム 1'09.683 66